企業の実践例

平成26年度「真のワーク・ライフ・バランス」推進企業 特別賞 ニッシャビジネスサービス株式会社ニッシャビジネスサービス株式会社ニッシャビジネスサービスカブシキガイシャ

Nissha グループとして,日本写真印刷株式会社にならって制度づくりに取り組むニッシャビジネスサービス。育児や介護など,社員のライフステージに合わせたさまざまなサポートを行っています。制度を利用された社員の方に,お話を伺いました。

取締役上善 正憲さん

働く女性を支えるのは制度と職場の雰囲気

◆働く女性を支えるのは制度と職場の雰囲気◆

 育児休業を2歳まで、育児のための短時間勤務制度を小学校6年生の年度末まで取得可能とするなど、法定を大きく超えて制度を整えているニッシャビジネスサービス。利用実績も高く、多くの社員が子育てと両立させながら働いていると言います。
 「職場では上司をはじめとし、社員の皆が育児について関心を持ち、サポートしてくれていると感じます。私は2度の育児休業を取得して職場に復帰しましたが、子どもが病気になったときは早く帰るように周囲が促してくれるなど、気にかけてもらっています」と、小学校1年生と3歳の子どもを持つ安田さん。制度を利用するうえで不可欠な周囲の理解が、充分に得られているのだと語ります。
 「女性に長く働いてもらうことは会社としてもメリットになりますし、そのためには制度を充実させて安心して働ける環境を整えていくことの必要性を感じています。また、いくら制度が整っても利用できなければ意味がないので、利用しやすい環境作りが重要と考えます」と上善さんは話します。
 

管理部 管理グループ 管理部長兼管理グループ長小林 賢仁さん

男性の育児参加や介護多様な働き方を実現する

◆男性の育児参加や介護多様な働き方を実現する◆

 働く女性とともに、家事や育児を積極的に行う男性が増えてきている現代社会。そんな男性のワーク・ライフ・バランスの実現にも、会社の制度が役に立っているのだとか。
 「男性社員が子のために看護休暇を取得した実績もあり、男性でも積極的に制度を利用しようという雰囲気があります。私自身もリフレッシュ休暇やメモリアル休暇を必ず取得し、家族旅行などに利用しています」と話す小林さんは、家事も夫婦で分担しているそう。夫婦共働きが当たり前になってきている社会においては、男性へのサポートも重要といえます。
 

管理部 管理グループ安田 訓仁子さん

働く女性を支えるのは制度と職場の雰囲気

◆働く女性を支えるのは制度と職場の雰囲気◆

 育児と仕事の両立には会社のサポートとともに、本人の工夫も必要となってきます。2児の母である安田さんの日頃の心がけとは。
 「限られた時間なので、常に効率よく仕事を進めることを意識しています。家事に関しては夫だけ
でなく、子どもにも手伝ってもらい家族全員で取り組んでいますね。自分1人で抱え込まないことがうまく行っていくコツでしょうか」と、笑顔のなかにも働く女性の力強さをにじませます。

 

◆いつ訪れるかわからない家族の介護へのサポート◆

 またニッシャビジネスサービスは、介護へのサポートも充実しています。介護休業は家族1人につき通算240日まで、介護による短時間勤務については家族1人につき通算480日まで取得可能なのだとか。
 「有休の積立分を介護休暇として利用することもできます。最近では在宅勤務も可能となるなど、介護に向けてさまざまなサポートが整えられてきているのを感じます」と安田さん。いつ訪れるかわからない家族の介護。そのときに会社のバックアップがあれば、そんなに心強いことはありません。さまざまな働き方を尊重しながら、社員の抱える問題に取り組む、そんな会社の姿勢が伝わってきました。
 

ニッシャビジネスサービス株式会社

事業内容 清掃業・警備業・駐車場業等
本社 京都市中京区壬生花井町3