「真のワーク・ライフ・バランス」とは?
「真のワーク・ライフ・バランス」とは
「ワーク・ライフ・バランス」という言葉のイメージについて
「ワーク・ライフ・バランス」という言葉は,「仕事と生活の調和」という意味で用いられてきました。
そして,それは「仕事か生活かどちらかの時間を増やし,どちらかを削る」という「時間のバランス」のイメージで捉えられていることが多いのではないでしょうか。
新しい視点の必要性について
しかし,人々の生き方や働き方が多様化した現在,若者から高齢者まであらゆる世代のあらゆる人々が心豊かに生活するために,「時間のバランス」だけではない「心の調和」を得るための新しい視点が求められているのではないでしょうか。
私たちを取り巻く様々な「つながり」について
そこで,京都市では,私たちを取り巻く様々な「つながり」に着目しました。
近年多発している大規模災害や新型コロナウイルス感染症の流行等において,家族の絆の大切さや,災害時においてお互いを支え合う地域コミュニティの重要性など,「人とのつながり」について考えた方も少なくないと思います。
しかし,現状はどうでしょうか。「仕事」に追われて家族や友人,地域の人々とつながる時間が取れない。逆に,働きたくても「仕事」とつながれない場合や,退職して「職場」と縁がなくなった途端,孤立を感じるケースもあるでしょう。
また,近年,居住形態や生活様式の変化に伴い,自治会,町内会その他の地域住民が組織する団体に加入する住民の割合が低下し,地域活動に参加する地域住民が減少したことにより,地域住民相互のつながりが希薄になり,子育てや高齢者の生活の支援,災害時の被害の軽減その他の地域社会において生活するうえで重要な課題を解決するために必要な地域コミュニティの活力が低下することが危惧されています。
「真のワーク・ライフ・バランス」とは
京都市で提唱する「真のワーク・ライフ・バランス」とは,これらの「ライフ」=「人生」の中の仕事,家庭,地域や社会,そして趣味や交友等の自分自身の生活における様々な「つながり」の中で求められる役割や責任を踏まえて,ライフスタイルやライフステージに合わせて多様な選択肢の中から「生き方」,「働き方」を自ら選びマネジメントすることにより,単なる「時間のバランス」だけではなく,生きがいのある充実した人生を送ることができるという,京都市独自の考え方です。
まず1歩!具体例を見てみましょう
※ 京都市役所及び職員の実践例も追加しています!
(京都市役所の実践例は企業の実践例,職員の実践例は市民の実践例の項目から御覧になれます。)
「真のワーク・ライフ・バランス」が実現した社会
推進のための施策(第5次男女共同参画推進計画から抜粋)
※ 詳しくは,第5次京都市男女共同参画推進計画を御覧ください。