株式会社クレバー(シティリビング京都2025年10月31日号)
建築業界に女性を!~いきいきと働ける会社を目指して~
今回お邪魔したのは右京区太秦に事務所を構える「株式会社クレバー」さん。元々は内装の会社として立ち上げられましたが、その後リフォーム、不動産、カフェと幅広く事業展開されています。創業者で現在は会長の山本さんにお話を伺いました。
クレバーには21名の方が在籍され、そのうち9名が女性。事務職に加えて内装職人としても女性が活躍されています。実は起業当初は、事務員1名しか女性がいなかったとのこと。山本社長(当時)は「内装にこだわりをお持ちの女性が多い。お客様のニーズを受け止める側が男性に偏っていて、果たして正確にニーズを捉えることができるのか」という問題意識から、積極的に女性社員を採用されました。
しかし、女性社員が増えたことで、ライフイベントによる退職という課題に直面。女性が結婚や出産を機に立て続けに退職する状況に、会長は「仕事を続けることがみんなにとって正解というわけではないが、せっかくのキャリアが途絶えてしまうのはもったいない」との思いから、内勤への配置転換や短時間勤務への切り替えを含め、職員一人一人の事情に寄り添った働き方を提案されています。
「小さい会社だが、配置転換を通じて各自の状況に応じた仕事ができるのが強み」と話す山本さん。幅広い事業を展開していることから、個別の事情に合わせて様々な業務への配置転換が可能となっているそうです。ある内装職人の方は、体調不良のため内勤に切り替えた後、現在は会社の中核でバリバリ働いておられます。「自分の子どもにも勧められるような会社にしたい」と労働環境の改善に果敢に取り組む姿に、社員を大切にする組織風土の根源を感じました。
