市民の実践例

平成27年度「真のワーク・ライフ・バランス」実践エピソード表彰市長賞受賞金丸めぐみさん

ここでは,平成27年度「真のワーク・ライフ・バランス」実践エピソード表彰で,市長賞「諦めない両立賞」を受賞された,金丸めぐみさんのエピソードを紹介します。

「諦めない両立賞」

 子育て世代は人生において最も目まぐるしく時間が過ぎていくときではないだろうか。

 だからこそ,私は「諦めない」ことが大事だと思う。

 妻であり母であり,一人の女性として子育ても家事も仕事も全部やりたい!欲張りな私はついそう思ってしまう。では,できるようにするためにはどうしたらいいか?諦めたくない私の,私なりの両立術を書きたいと思う。

<隙間時間は無駄なく使う>
 業務上必要な衛生管理者の資格を取得するために通勤途中や家事の合間,子供の昼寝中などの「ちょっとした空き時間」を自分のために活用した。時間に制約があるので,かえって集中できたのかもしれない。

<家事は同時進行で子供と一緒にできる方がやる>
 
決めてしまうと精神的負担に感じてしまうので,「できる方が」としている。やってもらって当たり前,がないのでその方がお互い感謝の気持ちも持てる気がする。
 晩御飯に使う食材を多めに下準備しておき,翌日の朝使えるようにしたり,お風呂をためている間に洗濯物をたたむなど,子供が起きているときは子供が手伝える家事を一緒にする。

<職場での積極的なコミュニケーションとタイムマネジメント>
 
日頃からチーム内でコミュニケーションや業務引継ぎを行い「私がいないとわからない」が極力無いようにしている。期日より早めの締切りを設定し処理するよう心掛ける。

<周りにも頼る>
 
週末はおじいちゃんおばあちゃんとテレビ電話をして,孫の顔を見せつつ,育児の先輩として育児相談にのってもらい,一人で抱え込まないようにする。

<ストレス発散の術をたくさん持つ>
 
友人と会う,たくさん笑っておいしいものを食べる。

 

 全部両立する!と言っても子どもが急に熱を出せば仕事や家事は後回しになり,バランスが取れないときもある。特に職場復帰直後から何箇月かは子供が度々熱を出し,自分が思い描いていたような両立ができず,本当に働きながら子育てなんてできるのかと不安な気持ちばかりだった。そんな時助けてくれた周囲と,今ではすっかり体力もつき,毎日嬉しそうに保育園へ通う,「諦めない」原動力になってくれる子供への感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思う。