企業の実践例

平成24年度「真のワーク・ライフ・バランス」推進企業 特別賞 株式会社サン・クロレラ株式会社サン・クロレラカブシキガイシャ サン・クロレラ

◆結婚,出産,育児に介護社員の充実したプライベートを支える◆
仕事とプライベートの充実を相乗効果で高められる関係性は、会社と社員の双方にとって理想的な状態です。年々ワーク・ライフ・バランス向上への制度が充実するサン・クロレラのように、働く社員に合ったそれぞれのワーク・ライフ・バランスを追求することが、企業の明るい未来へとつながっていくでしょう。

ワーク・ライフ・バランス向上への取り組み

  1. 介護・看護休暇の通常勤務扱い

    休暇取得を促すために制度を整備

  2. 保険料の補助

    介護休業中の労働保険料などの本人負担分を企業が支出

  3. 仕事と家庭の両立支援

    育児休業,看護休暇制度などを整備

  4. アニバーサリー休暇制度新設

    家族と過ごす時間を支援

  5. 男性の育児参加促進

    おやじの会※と連携し,父親の育児参加を促す(※おやじの会…京都市内で活動する,父親の子育て参加や地域活動の実践に取り組む会)

常務取締役中山 太 さん

◆個人のワーク・ライフ・バランスから幅広い活動へ◆

 多くの社員が自分や家族の幸せのために働いていることを考えたとき,社員のプライベートを充実させるための制度づくりは,企業にとって当然の取組といえます。今後は介護に時間を費やす社員が増えてくることも予想して,支援制度の整備を進めていく必要があるでしょう。またワーク・ライフ・バランスの概念をいかに社内に浸透させていくか,そしてワーク・ライフ・バランスを含んだCSR活動を本業につなげていくことが,今後の企業の課題といえます。

生産開発部西村 賢悟 さん

2011年10月からは環境CSR部も兼務し,社員のワーク・ライフ・バランス推進など社内のCSR活動に携わる。1児の父。

◆結婚記念日にアニバーサリー休暇を取得◆

◆結婚記念日にアニバーサリー休暇を取得◆
 「私がアニバーサリー休暇利用者第一号です。導入後すぐに私の結婚記念日があり、早速利用しました。制度を広める立場としても、最初に使ってみようと思いまして」と話すのは環境CSR部の西村賢悟さん。2012年5月に導入された『アニバーサリー休暇』は、社員が誕生日や結婚記念日、子どもの入学式などの特別な日を家族で過ごせるように設けられた休暇制度です。開始から半年間の利用者は6名で、男女割合は半々。管理職の社員も取得しています。性別や役職を理由に、休暇をとりづらいという雰囲気はないと話す西村さんですが、制度利用には周囲のバックアップが必要だと感じています。「この休暇を取得するには条件がありまして、申請書に不在中の業務を誰が引き継ぐかなどを、記入しなければなりません。周囲の理解がないと、制度は利用できないといえますね」と語ります。

 ◆仕事を充実させるために、プライベートを満喫する◆
 休日は、家族や友人と過ごすことが多いと語る西村さんですが、趣味の時間や出会いも大切にしているそう。「趣味であるライブ観戦をきっかけに知り合った友達とも交流を広げています。休日にリフレッシュして、平日は効率的に仕事。そして仕事後はなるべく早く家に帰って、子どもをお風呂に入れたり、家事を手伝うことにしています」と話す西村さんは、今後も社内報での告知や声かけを積極的に行ない、休暇制度が利用しやすい雰囲気を高めていきたいと考えています。
 「仕事を充実させるためには、家庭での生活がベースになると実感しています。ワーク・ライフ・バランスを意識した日々を送ってほしいですね」と若者へのメッセージを語ってくれました。

情報システム部 課長西脇 巧 さん

主に社内の機器管理,業務システムの運用に携わる。2児の父。

◆社内のコミュニケーションで制度を広める◆

◆社内のコミュニケーションで制度を広める◆
 『配偶者出産休暇制度』が開始されたのは2010年。「制度導入が告知されたとき、妻の出産予定日が間近だったので、自分が最初に利用することになりました。このような支制度は、積極的に利用していかなければという、社内の空気がありましたので」と語るのは西脇巧さん。社員同士の会話の中で、支援制度の利用を促す雰囲気がつくられると言います。「制度を広めるためには社員のコミュニケーションが重要ですね。使おうとする声も使った人の声も、どちらも制度利用に積極的な気持ちが高まります」と語ります。

◆運動会に清掃活動,休日は地域活動も積極的に◆
 洗濯、料理などすべての家事と子育てを夫婦共同で行っており、休日も家族と過ごしているという西脇さん。「自分の住んでいるところは、地域活動が盛んです。子どもが産まれてからは特に意識するようになり、地域の運動会や町内のクリーン活動にすすんで参加しています」と地域のつながりも大事にしている日常がうかがえます。
 仕事と家庭、地域活動のいずれにも偏ることなく、バランス良く過ごせている満足感があるという西脇さんが、若者へのアドバイスを語ってくれました。「どのような会社で働くかということが人生のすべてではないですが、社員のワーク・ライフ・バランスを重視している会社にいると、安心感を得ることができます。制度が充実している会社を選ぶことは、自分だけではなく家族のためにも重要なことだといえるのではないでしょうか」。

生産開発部前田 京子 さん

育児休業を経て2012年4月に職場復帰。1児の母。

◆何があってもいいように、仕事の効率性を高める◆

◆何があってもいいように、仕事の効率性を高める◆
 毎日子どもを保育園に迎えに行くために、5分も残業できないと語るのは、前田京子さん。職場復帰直後に子どもの体調不良が続き、早速看護休暇制度が役に立ったと言います。「今ではだいぶ子どもが強くなってくれましたが、いつ子どもが熱を出しても休めるように、仕事は前倒しで行うように心がけています」と前田さんは子育てとの両立のため、常に仕事の効率化を図っています。同僚たちのサポートもあって仕事を続けられると言いますが、子育てをしながら働く女性に対する世間の理解は、充分ではないと感じることもあるそう。「自分にとっては、結婚しても出産しても働くことは当然の選択でしたが、今の自分を見て驚かれることもしばしば」と語り、働きながらの子育てが当たり前の社会になることを願っています。

◆会社のサポートとママ友ネットワークが重要◆
 今後も子育てと仕事を両立するため、いろいろと対策を考えている前田さん。「今は保育園が夜まで子どもを預かってくれますが、小学校に入学してからのことが心配。今よりも更に充実した短時間勤務制度を、会社に提案してみようかなと考えています。あとは子育て情報を得るため、地域のママ友会に積極的に参加しています」と語る前田さんが、若者に伝えたいこととは。「自分が結婚しても続けられる会社を選ぶことが重要だと感じます。あと大事なのは…根性かな」と働きながら子育てをする女性の強さを感じるメッセージをいただけました。

株式会社サン・クロレラ

事業内容 健康食品の開発,製造卸販売,輸出入他
本社 京都市下京区烏丸通五条下る大坂町369
HP http://www.sunchlorella.co.jp/